【春の花】桜は、おうちでも楽しめる|切り花の桜を咲かせるコツと失敗しない飾り方
暖かくなり、桜が咲く季節になると、なんだか気持ちまでやわらぎますね。
そんな桜も『外で見るもの』というイメージが強いですが、切り花といて飾ることもできるんです。
ただ、「おうちで桜を飾るのはちょっと難しそう」と感じたことはありませんか?すぐに散ってしまいそうだったり、うまく咲かせられる自信がなかったり…。と不安も持ってしまう人も少なくありません。
実は桜の切り花は、少しのコツを知っているだけで、お部屋の中でも花を咲かせて楽しむことができます。
つぼみが少しずつふくらんで、やがて花開く様子は、外で見る桜とはまた違った、身近で愛おしい春の景色です。
この記事では、桜の切り花をきれいに咲かせるコツや、気軽に楽しめる飾り方をご紹介します。
おうちで過ごす時間の中に、やさしい春のひとときを取り入れてみませんか?
切り花で出回る桜の種類
- ケイオウザクラ(12月〜3月頃)
- ヒガンザクラ(2月中旬〜3月頃)
- ヨシノザクラ=ソメイヨシノ(3月〜4月頃)
- ヤエザクラ(4月上旬〜中旬)
ケイオウザクラ

- 年末から3月頃にかけて出回る
- ピークは1月〜2月
- 淡いピンク色の花
- 花付きが良い
ケイオウザクラは、他の桜よりも開花が早く、まだ寒さの残る時期から、ひと足早く春の気配を感じさせてくれます。
つぼみは小ぶりで可愛らしく、淡いピンク色の花がやさしく咲くのが特徴です。満開になると、枝いっぱいに花がつき、ふんわりとした華やかさが楽しめます。
つぼみの状態で流通することが多いため、飾ってから咲いていく過程を楽しめるのも魅力のひとつ。お部屋の中でゆっくりと春を感じたいときに、ぴったりの桜です。

比較的、花付きが良い枝が多く、咲かせやすい品種です。
出回る期間も長いため、出会うことが多い桜ですね。
桜の飾り方 実例と注意点

- ケイオウザクラ
- チューリップ
- 陶器の花器
- 剣山使用
飾り方
- 花瓶に入ってしまう桜の小枝は取り除きます。花が付いている枝があれば、まとめて一輪挿しに生けます。(前項の写真)
- 桜の枝のカーブを生かして花器の右端に寄せる
- チューリップは、優しく茎を撫でてカーブを付ける。
- チューリップの葉は、手でカールを作る。

桜の枝は右に寄せていますが、前後に広がって奥行きを作っています。特に、花付きの良い短めの枝を手前に出すと全体がまとまります。
飾るときの注意点
- 枝が絡まりやすいので、折らないように注意する。
- 花器の水はたっぷり入れる。
- 飾る前の水揚げをしっかり行う。

桜は枝は硬く、無理に曲げようとすると、折れてしまいます。カーブをつけて飾りたい時は・・・
枝が十分に吸水している状態で、両手を近づけて横並びにして枝を持ち、少しずつ曲げていきましょう。
よくある失敗
桜は、お水が好きな、乾燥に弱い植物です。そんな特性から起こる、よくある失敗を出してみました。
せっかく、花が開くのを楽しみにしていたのに、枯れてしまっては残念ですね。次の項で、対処法を解説します。
蕾が開かない・花が咲かない時の対処法
水をたくさん吸い上げられるように、もう一度、水揚げを行います。
蕾には、霧吹きで水を与えて乾燥を防ぎます。乾燥しやすい場所なら、一時的にその上から大きめのビニール袋をかけて乾燥を防ぐのも一つの方法です。(蒸れないように注意が必要)
基本的には、暖かい環境に置くと蕾が開きやすくなります。

蕾の様子を見ながら、一つずつ行ってみてくださいね。
今回の桜は、シンプルな花器で飾りました。
まだつぼみの状態で生けたのですが、少しずつふくらんでいく様子を、毎日楽しめるのも切り花ならではの魅力です。
目に入るたびに、「春が来ているな」と感じられて、部屋の空気までやわらかくなるような気がします。
特別なことをしなくても、枝を一本飾るだけで、季節をぐっと身近に感じられるのが桜のいいところですね。
「お花を飾るのはハードルが高い」と思っている方にも、ぜひ一度試してみてほしいです。
忙しくてなかなかお花屋さんに行けない方には、おすすめのサービスが【HitoHana】のお花の定期便です。春(特に3月)に桜を含んだお花が届くこともあります。
おうちで花を楽しむきっかけとして、まずは気軽に取り入れてみるのもおすすめです。
届いたお花は、そのまま飾れるのも魅力の一つです。
桜と合わせる花のおすすめ
桜を飾るとき、どんな花との組み合わせが良いのか、おすすめの花を紹介します。
| 雰囲気 | 花の種類 | 花の色 |
| 元気で明るく | 菜の花・チューリップなど | 黄色 |
| 優しく癒し系 | スイーピー・ピンポンマムなど | 薄紫・ピンク |
| シックに | チューリップ・バラなど | 朱色 |
| 落ち着いた | チューリップ・カーネーションなど | 白・黄緑 |
桜の柔らかい雰囲気を生かしたいなら、『癒される』雰囲気で薄ピンク色のスイートピーやバラを一緒に使って、パステルピンクのグラデーションを楽しむをおすすめします。

扱いやすさで選ぶなら、ピンポンマム=まん丸のキクです。
洋風、和風どちらの花器や花瓶に合い、日持ちもするお花です。
飾ったお花を長持ちさせる方法について、解説記事を書いています。

花の購入で、お花屋さんに行く前に読んで欲しい記事も!

是非、参考にしてください。
春に出回る桜以外の枝物
いけばなで、お稽古の花材として、春によく使われる枝物6種類
- コデマリ
- ユキヤナギ
- ウメ
- ハナモモ
- レンギョウ
- ロウバイ
コデマリ

- 春のいけばな花材、または式典の装花によく使われる。
- 細くしなやかな枝に、手鞠のような花をつけます。
- 切り口を割ると水揚げがよくなります。
ユキヤナギ

- 春の花材の他、秋には紅葉した葉っぱが、いけばな花材などで使われます。
- 垂れ下がった枝の先に、小花がたくさん付きます。
- 花が散りやすく、室内に飾る場合は、注意が必要です。
ウメ

- お正月用のいけばな花材として白いウメが多く使われます。
- 桜と同じく、乾燥すると蕾がポロポロ落ちてしまうので注意しましょう。
- 甘く、爽やかな香りがします。
ハナモモ

- 桃の節句に欠かせない花材です。
- 桜、梅と同じく、乾燥すると蕾がポロポロ落ちてしまうので注意しましょう。
- 直線的な枝ですが、柔らかいので、曲げてカーブを付けることもできます。
レンギョウ

- 早春に黄色い花を咲かせ、『春を告げる花材』として多く使われます。
- 花が終わった後も、新芽を楽しんだり、紅葉した葉でも使われます。
ロウバイ

- 漢字で『蝋梅』と書きますが、梅の仲間ではありません。
- 梅の花に似た形をして、花びらがロウ(蝋)のような光沢を持っているためについた名前です。
- 和風のいけばなだけでなく、洋風のアレンジにも使われます。

公園に植えられていたり、家庭のお庭で見かけることも多い春の枝物6種類です。
見かけたら、是非、近くに行って香りを嗅いだり、花を観察してみてください。
まとめ
桜は、外で眺めるものというイメージがありますが、切り花としてお部屋に飾ることで、また違った楽しみ方ができます。
つぼみから少しずつ花が開いていく様子や、日ごとに変化していく姿は、季節の移ろいを身近に感じさせてくれます。
飾り方や水揚げのコツを少し意識するだけで、初めての方でも無理なく楽しむことができるのも、桜の魅力のひとつですね。
まずは一枝からでも大丈夫。気軽に取り入れてみることで、お部屋の中にやさしい春の空気が広がります。
もし「お花のある暮らしを続けてみたい」と感じたら、季節のお花が届くサービスを取り入れてみるのもひとつの方法です。
日常の中でふと花が目に入る時間は、思っている以上に心をやわらかくしてくれます。
ぜひ、おうちで桜を楽しむひとときを過ごしてみてください。
花の定期便【HitoHana】
