夏の定番、小さなひまわりを生けてみる〜配色・それぞれの役割・生け方のポイント〜
夏の花の定番!ひまわりを生かしたアレンジのお話です。
やはり夏の花といえば、パワフルな黄色が独特な華やかさを放つ「ヒマワリ」を思い浮かべる方が多いかと思います。
ひまわりは、その見た目はもちろんのこと、
「向日葵」という漢字の通り、太陽に向かって咲く花としてのイメージも強く、生き物としての健気さも魅力に感じられる素敵な花ですよね。
今回は、そんなひまわりを使ったアレンジメントを紹介しながら、
その色使いと、合わせてアレンジに取り込んだ花それぞれの役目についてお話しします。
ひまわりを使ったアレンジ(生け花)の例
今回は、このような形でひまわりをアレンジしてみました。

大きすぎないサイズのひまわりを中心に据えて、他に細かな花を配置しています。
ひまわりが持つ元気でパワフルなイメージと、健気さや凜とした繊細さが共存した形に仕上げました。
それでは、以下、具体的にどんな花や花器を使用して、どんなことに注意をして生けたかをお話ししていきますね。
花材(使用した花の名前)と役割
今回使用した花材は、こちらの4種類です。
構成としてシンプルなので、購入額1,000円前後で仕上げることができると思います。
- ひまわり
- ゴールドスティック
- マトリカリア
- タニワタリ
ひまわり
可愛いサイズのひまわりを見つけました。中心の色がオレンジで花びらと花芯(中心)の境目があまりハッキリしていないものです。

パワフルで夏らしい元気なイメージを押し出したアレンジに仕上げたいときは、より大きなサイズの向日葵を選ぶとイメージにマッチしたアレンジになると思います。
ゴールドスティック
ひまわりの黄色を際立たせる同系色の花を一緒に生ける事にし、選んだのが黄色い飴玉のようなゴールデンステック。
同系色の花を配置することで、このアレンジ全体としてのメインカラーをイメージづけることがでます。それによってまとまり感・統一感を演出することができますね。

ゴールドスティックは、とてもシンプルな見た目ですが、小さくても存在感があって全体のバランスを整えてくれます。このアレンジ”縁の下の力持ち”と言えるかもしれません。
マトリカリア
花芯が黄色で、大きさや色に主張が少なく、ひまわりの花の足元を隠してくれるマトリカリア。
ひまわりの足元にある空間を埋めてくれることで、白く小さな花が、全体の黄色・緑を締める役割を担ってくれていますね。
タニワタリ
他の3種の花材のどれもが持っている緑色をしたタニワタリです。
緑色も濃すぎず、若干のシワ感・ヨレ感があるので、全体のイメージに馴染むかたちで、絶妙なバランス感を持った面としてアレンジを支えてくれています。
ひまわりを飾る時期は、暑さが厳しく花持ちも悪くなってしまうことが多い時期でもあります。
花を長持ちさせる方法を解説した記事も書いています。参考にしてください。


花器
アレンジのイメージを左右する「花器」についてもご紹介します。
今回は下記のような特徴を持つものをチョイスしました。
- 楕円の黒い陶器
- 剣山
白色か黒色かで迷いましたが今回は『柔らかさ』より『凛々しい』イメージで生けたかったので黒色の陶器を選びました。

柔らかいイメージを持たせたい場合は、白色にしてもよいですね。
色が混ざっていたり、花器自体に個性があるものは、時によって花のイメージを変えてしまったり、花より目立ってしまうことがあります。
- 花器を目立たせたい→淡い色のシンプルな花
- 花を目立たせたい→シンプルな色合いの花器(白・黒)
まずは、この2つを基本に花器を選びましょう。
生け方のポイント解説
花を生けるときのポイントには次のようなものがあります。
- 花の取り合わせ メイン、サブ、面、ポイント
- 配色
- どの花器に生けるか(ガラス花器、陶器など)
今回のアレンジでいうと、
メインは『ひまわり』
サブ(脇役)の花を『マトリカリア』
面には全体の色を締め、空間を埋める『タニワタリ』
長さを出す『ゴールドスティック』はポイントになります。
最初に選ぶのがメインでなくてもいいと思います。
一つ飾りたい花を見つけたら、そこからその花の役割を考えて選んでいくことで取り合わせが決まっていくこともあります。
もちろん大きな花がメインとも限らなくて、それをを面と捉えて、他のメイン・サブ・ポイントを選ぶことがあってもいいですね。
役がメインとサブの二つでも大丈夫。
メイン・サブ・面・ポイントの4つが必ずしも必要ということではありません。その中のいくつかで役割を決めればいいのです。
ただ、同じ役の花の組み合わせだと、まとまりずらくなる可能性があります。

バラとユリだけを飾るなど、メインの花だけでは返ってそれぞれの花の良さが伝わらない場合が多くなりますね。
基本はメイン、サブ、面、(ポイント)で花選びをするとまとまって生けやすくなると思います。
季節ごとのお花が楽しめるサブスクを利用するのもいいですね。【HitoHnan】のお花の定期便は、花の色やボリュームを選ぶことができるので、自宅にいながら好みの花を手にすることができます。
花の取り合わせも考えれたものが届きます。そのまま飾っても素敵なお花ですが、自分なりにお花を分けてアレンジすることもできます。
また、店舗で花を選ぶ際には、『花屋さんの選び方』をまとめた記事もあるので、参考にしてください。

