【切り花を長持ちさせる方法】実は大切な水の量!浅水・深水の使い分けと花束の対処法
お花屋さんで買った可愛い切り花や、プレゼントでもらった素敵な花束。できるだけ長くキレイな姿を楽しみたいですよね。
実は、お花を長持ちさせるためにとても重要なのが「花瓶に入れる水の量」です。
お花の種類によっては、たっぷり(深水)入れたほうが良いものもあれば、逆に水が多いとすぐダメになってしまうため、水の量を少し(浅水)にすると長持ちするものもあります。
この記事では、切り花を長持ちさせる方法の一つ、水の量について、なぜ水の量でお花の持ちが変わるのか、浅水・深水に向いているお花の特徴や具体例、そして花束をもらったときの対処法まで分かりやすく解説します!
なぜ「水の量」で切り花の持ちが変わるの?
花瓶の水は「多ければ多いほどお花が喜びそう」と思われがちですが、実はそうではありません。
水の量によってお花の持ちが変わる大きな理由は「茎の傷みやすさ(腐りやすさ)」と「水吸いの強さ」の違いにあります。
水が多いと茎が腐りやすくなる
水につかっている部分が長すぎると、茎の表面がふやけてバクテリア(雑菌)が繁殖しやすくなります。
茎が柔らかいお花:水につかりすぎるとすぐに茎が溶けてしまうため、少ない水で育てる必要があります。
茎が腐ってしまうと、お花は水を吸い上げることができなくなり、すぐにしおれてしまうのです。
お花によって「水を吸い上げる力」が違う
お花の種類によって、茎のつくりや水を吸い上げるパワーは全く異なります。
硬い茎、太い茎のお花(枝物):吸い上げる力が弱いことが多いため、茎の水に浸かる部分が増えることで、茎から水を吸い上げやすい状態を保ちます。
つまり、お花それぞれの「体質」に合わせた水の量にしてあげることが、長持ちさせる一番の近道なのです。
『浅水(あさみず)』向きの花の特徴と種類
浅水(あさみず)とは、花瓶に入れる水を少なめにする生け方で、目安として2~3cm程度の水量にすることがあります。
浅水向きの花の特徴
茎の特徴を挙げてみましたが、すべてのお花に共通に言えるわけではなく、この特徴を持ったものが多いと思われます。
・茎の中が空洞になっている
・茎に細かい毛が生えている
・茎が柔らかく、水分を多く含んでいる
こうした茎のお花は、水につかりすぎると茎がふやけて腐りやすく、水の中にバクテリアが発生してしまいます。そのため、底に少しだけ水を入れて活けるのが正解です。
浅水に向いている花
ガーベラ

- 茎が空洞でとても柔らかい花です。水が多いと傷みやすいので、浅水での管理がおすすめです。
チューリップ

茎が柔らかく水を多く含んでいるため、痛みやすく、茎が腐りやすいお花です。
ヒマワリ

茎に細かい毛が生えていて、傷みやすいため浅水で生け、こまめに水替えをするのが長持ちのコツです。
カラー

すっきりとした見た目のカラーも、茎がとても水分を含んでいて溶けやすいお花です。浅水が適しています。
*浅水が向いている花の一覧表
| 花の名前 | 花の名前 | 花の名前 | 花の名前 |
| ガーベラ | チューリップ | ヒマワリ | カラー |
| カスミソウ | スイートピー | カンパニュラ | ケイトウ |
| ヒペリカム | グラリオサ | 金魚草 | カーネーション |
| リンドウ | マトリカリア | クルクマ | コスモス |
『深水(ふかみず)』向きの花の特徴と種類
深水(ふかみず)とは、花瓶の半分から7〜8割くらいまで、たっぷりと水を入れて活ける方法です。
深水向きの花の特徴
茎の特徴を挙げてみましたが、すべてのお花に共通に言えるわけではなく、この特徴を持ったものが多いと思われます。
- ・茎が硬く、木のようにしっかりしている(木もの・枝もの)
- ・葉っぱや花びらが多く、水分がどんどん蒸発する
- ・水をお花まで吸い上げる力が弱い
たっぷり水を入れることで「水圧(水の重み)」がかかり、お花まで水が届きやすくなります。
深水に向いている花
アジサイ

花(額)や葉からの水分蒸発がとても活発で、お水が大好きな代表格です。
バラ

水を行き渡らせるのにパワーが必要な花です。水が足りないと首がくたっと垂れてしまう(首折れ)ので、深水でしっかり水圧をかけてあげます。
トルコキキョウ

花びらが多く水分をたくさん必要とするため、深水が適しています。
マム(キク)

水をしっかり吸わえると長持ちします。
*深水が向いている花の一覧表
| 花の名前 | 花の名前 | 花の名前 | 花の名前 |
| アジサイ | バラ | トルコキキョウ | マム(キク) |
| ダリア | 千日紅 | クレマチス | デンファレ |
| シャクヤク | ミモザ | ビバーナム | スカビオサ |
| コデマリ | サクラ | ドウダンツツジ | ユーカリ |
浅水・深水が混ざった花束の対処法
お店で買う花束やプレゼントでもらうアレンジには、「浅水が好きなお花(例:ガーベラ)」と「深水が好きなお花(例:バラ)」が一緒に入っていることがよくあります。
「どっちの水の量に合わせればいいの?」と迷ってしまいますよね。そんなときの対処法を3つご紹介します。
対処法①:分けて別々の花瓶に飾る
少し手間はかかりますが、お花を一番長持ちさせられるのは「花束をほどいて、浅水用と深水用のお花に分けること」です。
- 浅水用の花瓶:ガーベラ、チューリップなど
- 深水用の花瓶:バラ、枝ものなど

お部屋の2箇所に分けて飾ることで、インテリアとしても楽しさが増しますよ。
対処法②:花束を崩さず、水に浸かる部分を整える
花束を分けずに飾る場合は、花瓶の水量だけですべての花をそれぞれの好みに合わせるのは難しいものです。
そこで大切なのが、水に浸かる部分を整えること。茎の切り口はしっかり水に浸けながら、水に浸かる葉がある場合は取り除きます。
対処法③:こまめな手入れ
「浅水・深水向きの花が混在していルガ、花束を崩したくない」そんな場合は、毎日のお手入れで対応します。

切り戻し(茎の先を少し切る)を行うことで、水の吸い上げが良くなります。
毎日の水替えが難しい場合の水替えのタイミングは

水替えの際には、①花瓶も一緒に洗う。 ②茎を流水で洗う 。③水替え茎の状態を確認する。
この3つを一緒に行うと、お花を長く楽しむことができます。
花束をもらった際の注意点をまとめた記事があります。参考にしてください。

切り花を長く楽しむ方法
切り花を長く楽しむなら、花を買うところから見直してみるのもおすすめです。
新鮮な花を定期的に楽しみたいなら、お花の定期便の利用もありですね。
HitoHanaの花の定期便を実際に利用したレビューを記事にまとめています。

【HitoHanaの花の定期便】は、花の色やボリューム、届く頻度を選べるので、自分の暮らしに合わせて取り入れやすいのが特徴です。

HitoHanaは現在、花のボリュームが5サイズから選べ、花の色や1回あたりの金額も色も選べます。
まとめ
お花ごとの水の好みを知って、長く楽しみましょう。
- 茎が柔らかい・空洞のお花(ガーベラ等) = 水は少なめの「浅水」
- 茎が固い・水好きのお花(バラ等) = 水はたっぷりの「深水」
- 花束=分けられるなら分ける。分けられない場合は、花束の種類を見ながら極端な水量にせず、水の状態と茎をこまめに管理する
お水の種類や切り方だけでなく、「水の量」を意識するだけで、お花の持ちはガラリと変わります。
ぜひ今日から、お花の特徴に合わせた水加減を試してみてくださいね!
